植物の神秘生活

植物の神秘生活

植物の神秘生活』は大阪でデザインの仕事をしていた時代に買いました。出版されたときすぐ入手したのでした。

ただし、買っただけで忙しくてなかなか読めなかったのですが、それでも私にとって、同じ工作舎刊の『タオ自然学』や『サイレント・パレス』同様、革命の書でした。デザインの仕事をやめ、大阪を脱出する方向にプッシュしてくれた本です。最近、YouTubeにこの本の映像版があることを知りました。

植物の神秘生活

植物の神秘生活 [単行本] ピーター・トムプキンズ (著), クリストファー・バード (著), 新井 昭広 (翻訳) 工作舎刊

■目次
第1部 植物の超感覚的知覚を探る最近の研究
第1章 植物王国の扉を開いたバックスターの大発見
第2章 植物には人間の心がわかる
第3章 扉をひらく植物たち
第4章 宇宙からの訪問者たち   
第5章 ソ連における最近の研究
     
第2部 植物の神秘を研究した先駆者たち
第6章 一億倍に拡大された植物生命   
第7章 植物のメタモルフォーゼ
第8章 植物は人間を喜ばそうとする
第9章 タスキーギの魔法使い
   
第3部 宇宙の音楽に聴き入る植物
第10章 植物の和声的生
第11章 植物と電磁気
第12章 力の場:人間と植物    
第13章 植物と人間のオーラの神秘
    
第4部 土壌の子供たち
第14章 土壌:生命の糧
第15章 化学薬品・植物・人間
第16章 生ける植物か死せる惑星か:有機農法    
第17章 庭園の錬金術師たち   
    
第5部 生命の輝き(放射)
第18章 健康を占う植物たち
第19章 ラジオニック農業
第20章 物質を支配する精神
第21章 フィンドホーンとエデンの園

■書評 工作舎

  • 2011.4.17 朝日新聞書評欄「扉」 玄侑宗久さん推薦
    朝日新聞書評欄「扉」にて、玄侑宗久さんが「今の心の支えになる本」と推薦くださいました。
    「『植物の神秘生活』は、工作舎から24年前に出た本だ。福島県在住の作家で僧侶の玄侑宗久さんに、今の心の支えになる本を尋ねると、五木寛之さんとの対談『息の発見』(角川文庫)とともに勧めてくれた。
    この本によれば、植物は人の愛情や威嚇を敏感に感じとり、反応するという。「殺風景な避難所にも木はあります。植物が見てくれている、聞いてくれていると思えば、1人じゃなくなる。世界観が変わります」」
  • 『キャンパスに咲く花』(大阪大学出版会)
    大阪大学・吹田キャンパスに咲く花をより深く知るために編纂された書、『キャンパスに咲く花』。キャンパス内で撮影された251種600点を越す植物たちがオールカラーで紹介。B6サイズの、この愛らしい図鑑は『植物の神秘生活』の引用からはじまる。
    「普遍的で永遠なる自然法則のどれを研究するにせよ、巨大な星あるいはもっとも小さい植物の、生命、生長、構造、運動に関してであろうと、われわれが自然の解釈者の一人になったり、世の中のために価値ある仕事を創造するものの一人になることができるには、諸々の偏見、定説、それに忍耐強く、静かに、敬虔に、自然が教えてくれるはずの授業に、一つ一つ耳を傾けて従っていくことです。…」
  • 『本はおもしろい』(神田外語大学附属図書館発行 2003年4月)
    「植物の神秘は人間の神秘であり、またすべての事物のもっている神秘でもあったのである。一度手にすれば、植物や事物への接し方が一変してしまう一書である(晶)」
  • よしもと ばなな氏(田口ランディ氏との対談『新潮』2002年12月)
    (短編集『体は全部知っている』に「みどりのゆび」や植物は仲間同士でつながっているという言葉がでてくることを田口氏に聞かれて)「そういうことが実際にありえるというのを、かなり実証的に研究した本があるんです。『植物の神秘生活』というノンフィクションで、植物に意識があるかどうか調べる実験のエピソードとか、割とかたい本ですけど、読んでみて、私がいままで感じていたこと、つまり人間は植物とも通じあえるんじゃないかというようなことは、あながち間違ってはいないと思いました」
  • 白洲正子氏(「夕顔」『文學界』1991年9月初出)
    「人間に反応するのはシャボテンだけではなく、えんどう豆や胡瓜でも、毎日かわいがって撫ぜたりさすったりすると早く大きくなるという。そのような話を新聞や雑誌で読んでいた時は、そんなこともあろうかと半信半疑であったが、現に植物にも意志があるかのような「事件」に遭遇すると、信じないわけには行かなくなった。
    植物の神秘生活』(工作舎)という本に出会ったのはそういう時であった。ピーター・トムプキンズとクリストファー・バードの共著によるもので、大部の著書なので簡単に説明することはできないが、しいていうなら極くありふれた植物にも感情や知性があり、他の生物とコミュニケートする能力がある。他の生物とコミュニケートするばかりか、人間が考えていることを予知することさえできるというのである。もちろん最新式の機械を駆使し、古今東西のあらゆる例をひいて、科学的に証明しつくしているのだから、近頃こんなに面白い本はなかった」

The Secret Life Of Plants

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